プロットとは何か分かりますか?
小説をある程度書いている人からすれば、「そんなの知っているよ!」と思うかもしれません。
ですが、小説初心者の方からすれば、名前などは知っているけど、実際にプロットとはどの様なものか知らない人もいるのでは無いでしょうか?
今回は、初心者向けに、プロットとは何かを説明した後に、プロットを作るメリットについても解説していきたいと思います。
是非、今後のプロット作りの参考にして下さい!
小説に置いてプロットとは何か
小説を書く際にプロットを作るのは、とても大切です。
プロットを作らないで、小説を書く人も居ますが、初心者の場合は、まず作った方がいいでしょう。
では、そもそもプロットとは何でしょう?
プロットとは、小説の物語(ストーリー)を短くまとめた小説の設計図になります。
小説を書く際にはプロット(小説の設計図)を見て書きます。
家を作る時も、そうですが、必ず設計図を作ってから家を建て始めますよね?
もし、設計図も何も決めないで、家を建てたらどうなるでしょうか。
必ず、制作途中で色々な不具合が発生するでしょう。
そうすると、余計な手間が発生したり、今どの辺りまで進捗が進んでいるかの正確な判断が出来ません。
設計図も書かずに建てた家に住みたいと思いませんよね?
小説を書く時にも同じ事が言えます。
プロットを書かずに物語を書き進めてしまうと、途中で辻褄が合わなくなったり、伏線を回収し忘れたりなどといったミスが起こる可能性があります。
その様な、事が起きない様にする為に小説を書く前にはプロットを作ります。
これで、プロットについては理解したと思います。
次にプロットを作るメリットについて説明していきますね。
プロットを作るメリットとは?
プロットを作るメリットは、とても多いです。
今回、お伝えするメリットは
- 次書く事を迷わない様にする事が出来る
- 間違えた際に修正しやすい
- 伏線を事前に張れる
- 物語の全体像が分かる
- 友人などの合作等の際に役に立つ
- 話の軌道を変更しやすい
以上6つになりますね。
これだけ聞いても、なんとなく「あー、プロットって書いた方がいいんだなー」と感じると思います。
下記では、それぞれを詳しく説明していきますので、より一層プロットの書く重要性が分かるでしょう。
それではいってみようー!
次書く事を迷わない様にする事が出来る
プロットを書くメリット1つ目は次書く事を迷わない様にする事が出来るですね。
小説を書いていると、「あれ、次何を書けばいんだろう・・・?」と悩む時があるでしょう。
この様な悩みについては、プロットを作る事で解決する事が出来ます。
プロットはスタートからゴールまでを、どの様に進んでいくかの道筋を決めていく為、執筆中に何を書こうか悩んだ際は、プロットを見れば良いだけですね!
小説初心者の方で、なかなか執筆の筆が進まない人はプロットを作る事を強くオススメします。
間違えた際に修正しやすい
プロットを書くメリット2つ目は間違えた際に修正しやすいですね。
どんなに気を付けていても、やはり人間であればどうしてもミスが発生する事でしょう。
それは、誤字だったり、設定ミスなど様々です。
短編小説であれば、文章量も多くありませんので、その気になれば全て読み返して間違った所を見つければ良いですが、長編などであれば、もう大変です・・・汗
さすがに長編を読み返すの一苦労であり、時間も、かなり必要でしょう。
その様な時に役に立つのがプロットになります。
プロットでは大体の出来事が書かれていますので、ミスした箇所を絞り込め易く簡単に修正出来ます。
伏線を事前に張れる
プロットを書くメリット3つ目は伏線を事前に張れるですね。
プロットは最初から終わりまでを決める為、事前に決めとけば、伏線と伏線回収をどこに設定するか決めやすいでしょう。
例えば、物語の冒頭に伏線を張って、最後の最後に伏線回収をさせるなど、プロットを作るからこそ出来るメリットがありますね。
伏線等が好きな方は短編であろうがプロットを作る事をオススメします。
物語の全体像が分かる
プロットを書くメリット4つ目は物語の全体像が分かるですね。
こちらは、上記の伏線と少し被りますが、プロットを作る事で物語の全体像が把握できます。
把握する事は後で見返した際に、「ここで、この様な話を追加するか」だったり、書いている途中で、ふと何かアイディアが思いついた場合などもプロットを見て、今書いている箇所より先の展開部分に、そのアイディアを入れ込んだりする事が出来ますので、とても便利です。
話の軌道を変更しやすい
プロットを書くメリット5つ目は話の軌道を変更しやすいですね。
プロットを書いたからと言って、もちろんプロット通りに話が進むとは限りません。
執筆中に、ふと何かしらのアイディアが思い浮かんだとしましょう。
ですが、そのアイディアはプロットで決めたゴールまでの道筋とは全然違う場合であっても、プロットがあれば、その道筋を変更しやすいです。
話の軌道を変えると言う事は、その話に矛盾等が発生してしまう可能性がありますが、その様な矛盾が生まれない様にする為、プロットがあります。
プロットを見返して、全体像と、今まで執筆した部分を確認すれば、話の軌道を変更したとしても極力、矛盾を発生させる可能性を潰せる事でしょう。
友人などの合作等の際に役に立つ
プロットを書くメリット6つ目は友人などの合作等の際に役に立つですね。
こちらは、何かしらの合作をする際に、プロットを作っとけば、友人との情報共有がスムーズにいく事でしょう。
例えば、お互い、どの部分を書くか決めたとして、その際の振り分けもプロットがあれば、とても分かり易いですね。
これは、友人だけでは無く、ネットで知り合った人と小説を作る際も、とても役に立つ事でしょう。
この様に、プロットを作るだけで6つのメリットがあります。
書く労力は確かにありますが、書く分だけの価値は十分ある事が分かって頂けましたでしょうか?
一つデメリットを上げるとすれば、プロットに縛られてしまう事がある事でしょうか。
ただ、プロットを作ったとしても、プロット通りに話を書く必要が無く、途中で良いアイデアが思い浮かんだ場合は、上記でも書きましたが、プロットに付け足したり、変更すれば良いいので、問題無いです!
まとめ
今回は、初心者向けに、プロットを作るメリットについてまとめてみました。
- プロットとは、小説を作る為の設計図である
- プロットを作るメリットは6つある
最初は作るの大変だと感じると思いますが、小説を書く上で確実に役に立ちますので、プロットを作っていない方は今後は作る事をオススメします!
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