小説を書いている際に改行はどのタイミングですれば良いか迷いますよね?
小説初心者の場合は、特にこの改行のタイミングが良く分からなかったりしますよ。
色々調べたりしても、特に明確なルールがあるわけでも無いし、文章自体、人によって捉え方が違ったりと様々です。
でも、そうすると「結局どうすればいいの?」と悩みが出てくるでしょう。
そこで、今回は、初心者の方が改行する際に意識する事について説明致しますので執筆活動の際に是非、参考にして下さい!
小説の書き方!改行する意味とは?
小説を執筆するに置いて、何故改行するのでしょうか?
それは
- 読者に文章の主意が変わる事の合図
- 読者が読みやすい様にする為
以上の2つの意味があります。
こちらは、どちらのも読者に対しての配慮となりますので、小説を書いている人であれば、意識しといて損の無い事でしょう。
それでは、詳しく説明していきたいと思います。
読者に文章の主意が変わる事の合図
改行する利点の一つとして、読者に文章の主意が変わる事を伝える事ができます。
「ん? どういう事?」と考える人もいるでしょう。
そこで一つ例文を出しますね。
例文:彼は、高校2年の男子高校生である。趣味は野球であり、小学生の頃からプレイをしている。そんな彼は部屋を歩き回って何かを探し回っている様だ。
上記の例文では改行を一切しておりません。
ですが文章の主意が変わる所がありますが、どこか分かりますでしょうか?
こちらを、まずは【。】で区切ると3つの文章が現れます。
- 彼は、高校2年の男子高校生である。
- 趣味は野球であり、小学生の頃からプレイをしている。
- そんな彼は部屋を歩き回って何かを探し回っている様だ。
こちらの文章の内、主意が切り替わるのは3番になります。
「え?何で?」と思った方も居るのでは無いでしょうか?
何故3番かと言うと、1、2番に関しては【彼】に対しての紹介文になりますが、3番は【今、彼が何をしているか】の話に切り替わりました。
この事から、先程の文章で改行を行うとしたら、3番の所からになります。
例文:彼は、高校2年の男子高校生である。趣味は野球であり、小学生の頃からプレイをしている。
そんな彼は部屋を歩き回って何かを探し回っている様だ。
こうする事で、読者からすると「あ、改行入ったから何かしら話の主意が変わるのか」と合図を送る事が出来るのです。
ただし、こちらは小説とライトノベルやWeb小説などで若干異なる所もあります。
Web小説などは、読みやすさを重視している為、話の主意が変わっていない状態でも改行をする人も居ますね。
ただ、公募とかに自身の小説を出すとかでは無く個人で楽しむのであれば、特に気にする必要は無いと思います。
読者が読みやすい様にする為
改行をする二つ目の利点としましては読者が読みやすくなるからですね。
これは、上記と少し被っていますが、文章を読むに置いて改行されていない文章は非常に読み辛いです。
改行の無い文章は、どこで区切れば良いか分からないので、読者は自分で判断して「この文章は、ここで一旦区切っているな」と考えながら読まないとなりません。
ですが、改行されていれば、わざわざ読者が考える必要も無く改行部分で話が一旦区切られていると分かりますので、読む側としては非常に読みやすいですし、疲れないですね。
なので、改行は読者を疲れさせない為の配慮でもあるので、是非今後は意識してみて下さい。
それでは、ここまで改行をする意味について説明して来ましたので、次に改行する際のタイミングについて説明していきますね。
初心者が意識するべき改行のタイミング
改行する際のルールなどは厳密に決められている訳では、ありません。
ですが、最低限「こんな時は改行しよう」と言うタイミングがあります。
無意識に出来ている人もいれば、小説を書き始めて間もない人は「改行するタイミングが分からない・・・」と感じる方もいるでしょう。
そんな方は下記を意識してみて下さい。
- 主意が変わる時
- 場面が変わる時
- 会話文が入る時
以上、3つを最低限意識しとけば今より、更に良い文章が書ける様になるでしょう。
それでは、それぞれ説明していきますね!
主意が変わる時
改行するタイミング一つ目は話の主意が変わる時です。
こちらは、上記で説明した事になりますね。
何か、話が切り替わった際などには改行します。
場面が変わる時
改行するタイミング二つ目は場面が変わる時ですね。
「場面切り替え?」と疑問に思った方は、主人公の居る場所が変わったらと考えて頂ければ問題無いです。
例えば、部屋でゲームをしていた主人公がトイレに行きたくなって、トイレに行ったら、場面が部屋からトイレに切り替わったので改行が必要になります。
会話文が入る時
改行するタイミング三つ目は会話文が入る時などになりますね。
例えば、会話文も会話文以外も全て改行無しだと、もう読む気すら無くなりますよね?
なので、
- 会話文から会話文
- 会話文から会話文以外
- 会話文以外から会話文
以上の様に、会話文に入る際には改行して、会話文から、会話文以外の文章になる時も改行しましょう。
この様に改行のタイミングについて、初心者は以上、3つを意識してみましょう。
上記でも少し説明しましたが、Web小説と小説では多少違う箇所があり、Web小説であれば、読みやすさが特徴でもあるので、改行を多めに入れたりするのもいいかもしれません。
まとめ
今回は、改行の意味と初心者が意識するべき改行のタイミングについてまとめてみました。
- 改行は読者に対して読みやすくする為
- 主意、場面、会話文の切り替わりに改行する事を意識しよう
最初は、難しく感じるかもしれませんが、意識しながら改行していくと慣れてきますので是非お試しください!
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