小説のプロットってどうやって書けば良いか悩みますよね?
今回は、初心者向けに【起承転結】を利用した簡単なプロット作りの方法を紹介します!
起承転結と言われても、言葉や意味は知っているけど、どの様に当てはめていけば良いか分からないと思いますので、この記事で詳しく説明していきたいと思います。
是非、最後まで読んで頂き参考にして下さい!
初心者向けプロットの作り方
プロットを作る事で初心者はしっかりと道筋にそって執筆をする事が出来ます。
それでは、そもそもプロットとは何かと思う方も居ると思いますので説明しますね。
プロットとは、物語の流れを書き表したものになります。書く事によって、自身がどの様にゴールまで書いていけば良いかの道筋を立てる事が出来ます。
ですが、ここで適当に作ると「あれ・・・次どうしよう・・・」的な状態になり小説の道筋がズレたりして本来決めていた内容とはかけ離れてしまう場合があるので注意!
では下記で起承転結を4つに分けての作り方を説明します。
それではいってみようー
起承転結を使ってプロットを作ってみよう
起承転結とは、「起」「承」「転」「結」の4つに分けて話を配分する方法になります。
では、どの様に当てはめていくか実際にジブリ作品であるトトロにあてはめてみます。
起
ここでは、自身の考えた世界観や設定などを説明します。
トトロで【起】を書くとしたら以下の様になります。
母親の療養のため家族三人で田舎農村に引っ越して来たサツキとメイと父は、隣に住んでいる人から村にまつわる不思議な事を色々教えて貰う。
この様に、世界観や設定などをあらすじの様に書いても良いですし、箇条書きとして書き表しても良いです。
また、ここで小説特有の設定などがあれば、それもここで読者に説明しましょう。
承
【起】で説明した世界観の説明が終わったら、【承】で事件を起こします。
では実際に事件を起こしてみましょう。
引っ越しも終わり、姉は学校に行き遊び相手が居ないメイ。
そんなメイが一人で遊んでいた時、小さい不思議な生き物を見つける。
メイは気になり追いかけていくと、なんとそこには更に大きな生き物が居た。
姉と父に見せようと再び訪れたが既に居ないという不思議体験を送ったメイ。
そんなある日、療養中の母が体調を崩してしまい楽しみしていた一時退院が伸びた事を知ったメイは駄々をこねて姉のサツキとケンカして家を飛び出す。
この様に事件を起こします。
ここでいう【事件】とはメイの家出になりますね。
この事件が起きるまでの過程をしっかり書く事で読者がその後に付いて来るか決まります。
なので、読者には先が気になる様な展開を常に与え続けるといいでしょう。
転
【承】で事件を起こしたので【転】で事件を解決させる糸口などを掴ませます。
それでは事件解決の糸口をここで掴ませましょう。
家出を知ったサツキと父は村人に協力してもらいメイを探し回るが一向に見つからない。
途方にくれたサツキは不思議な生き物に助けを求める。
すると、不思議な生き物はサツキの思いを受け止める様に大きな乗り物を使って妹のメイを探してくれる。
ここで、事件の【解決】に結びつく糸口とは、不思議な生き物に助けを求める事ですね。
ここの【転】は一番の盛り上がる【結】部分の一歩手前になります。
ここで、いかにして読者を惹きつけてクライマックスである【結】まで読んで貰うか決まりますので、しっかりと解決する糸口までの過程を書き込みましょう。
ここの過程で手の込んだアイディアなど盛り込むと、ストーリに深みが出て読者を更にひきつける事が出来ます。
結
【転】で事件を解決させる糸口を掴ませて【結】で解決させてその後を書きます。
ここでは、事件が解決し、その後を書き、物語を終わらせましょう。
風の様に早く走り抜ける大きな乗り物はあっという間にメイを見つけ、サツキは泣いているメイに駆けつけて抱きしめる。
サツキは何故メイに家出をしたか聞くと、どうやら母にトウモロコシを届けようとした様だ。
そんな思いを察してか不思議な生き物はサツキとメイを乗り物に乗せて母の所まで送ってくれた。
そして二人は無事に母の所にお見舞いに行き、メイもトウモロコシを届ける事が出来嬉しそうである。
この様に、【結】で一番の盛り上がり部分を持ってきて、話を終わらせます。
今回は分かりやすい様に誰もが知っているトトロで説明しました。
後は自身の思い描いている内容を同じように当てはめて頂ければプロットが完成します!
ワンステップ上の小説プロット作り(中級者)
上記の内容でプロットを決めて小説を書き始めても問題無いと思いますが、より詳しくプロットを作りこみたいなら更に起承転結を使って【大枠】【中枠】【小枠】それぞれの起承転結を決めていきます。
どういう事かは下記で説明していきますので参考にして下さい!
大枠の起承転結
大枠に関しては上記で決めた起承転結になります。
中枠の起承転結
中枠に関しては、大枠て決めた【起】【承】【転】【結】の四つに対してそれぞれ先程の考え方で起承転結を作っていきましょう。
小枠の起承転結
小枠に関しても一緒で、中枠で決めた【起】【承】【転】【結】の四つに対して更に【起】に対して【承】に対して【転】に対して【結】に対して、それぞれ起承転結を考えて行きます。
小枠の起承転結まで決めたら、かなり詳細なプロットが出来上がりますので執筆する際はスラスラと小説が書けるでしょう。
ですが、実際には中枠までの起承転結を決めて小説を書き始めるのがオススメです!
何故なら、プロットはあくまでプロットなので途中で話が変わる事も多々ありますので、そこまで最初から詳細に決めなくても特に問題ありません。
考えるのが好きな方や設計書通り進めていきたい方は、小枠の起承転結まで決めるといいかもしれません!
まとめ
今回はプロット作りについてまとめてみました。
起承転結に当てはめる事によって書く事が明確になるので、小説を書く際は是非下記項目でまとめてみて下さい。
【起】で説明する為の舞台設定を書く
【承】で起きる事件の詳細を書く
【転】でどの様に事件を解決する糸口を見つけるか過程を書く
【結】で事件を解決させて、その後を書く
最初は作るのが大変だと思いますが、慣れるとすごく便利なので上手く活用してもらえると嬉しいです!
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