小説を書いていて良く「次何書こう・・・」など、執筆する筆が止まる時はありませんか?
それは、小説を書いている人であれば一度は経験した事があるのではないでしょうか。
筆が止まってしまう事自体はしょうがないと思います。
そこで、書く筆がよく止まる人でも、極力止まらない様にする為の解決策をお伝えいたしますね。
筆が止まる理由は、「次何書こう・・・」という悩みから来ていると思います。
それならば、小説を書く前から書く事を詳細に決めとけば良いのです!
その為にはプロットの段階で詳細に決めるのがいいでしょう。
今回は、プロット段階から詳細な設定を作る事が出来る箱書きという作り方について説明致します。
最後には、箱書きについてのメリットとデメリットについても説明していますので、是非参考にして下さい!
箱書きとは
箱書きとは、1つの箱に5W1Hを基本にした設定を複数作り込んで、全ての箱を繋げる事で1つの物語するプロットの作り方になります。
では、実際に詳しい作り方を説明する為に念のため5W1Hについて説明しますね。
5W1Hとは
- When:いつ
- Where:どこで
- Who:だれが
- What:なにを
- Why:なぜ
- How:どのようにして
になります。
基本的な箱の作り方は5W1Hを意識して頂ければ問題ありません。
詳細な作り方に関しては下記で説明しようと思いますが、その前に箱書きでプロットを作るメリットとデメリットについて説明していきたいと思います。
箱書きのメリットとデメリット
プロット作りで、箱書きという作り方はあまり聞いた事が無いと思います。
そこで、ここでは箱書きでプロットを作った場合のメリットとデメリットについて説明していきたいと思います。
メリット
箱書きのメリットとは、ズバリ!
他のプロット作りより、かなり詳細に設定を決める事が出来るです!
プロット作りには色々ありますが、箱書き程、詳細に決めるプロット作りはありませんね。
その為、小説を書く前にみっちりと設定とか決めたい方には箱書きでのプロット作りをオススメします!
デメリット
箱書きのデメリットは、何と言っても労力や時間がとても掛かる事ですね。
箱書きは決める事がとても多いです。
箱書きでは、何個もの箱を作り、それをつなぎ合わせる方法を取りますが、箱を増やせば増やすほど労力と時間がかかりますので、書くまでに、そこまで設定とかを決め込みたくない方には向かないですね。
箱書きでのプロット作りには色々労力と時間が掛かりますが、その分作った際には、執筆中に「次何書こうかな・・・」となる事は無くなるでしょう。
小説を書いていて、次に何を書けば分からなくなる時が多い方は是非一度箱書きでのプロット作りをお試し下さい。
箱書きでの小説のプロットの作り方
上記では箱書きについて少し説明しましたが、ここでは、もっと具体的に作り方を説明していきます。
まずは、作り方の流れですが
- 小説の冒頭と終わりを考える
- 箱書きにて、複数の箱を作る
- 箱の内容が繋がる様にする
以上三つの順番で説明していきたいと思います。
今の時点では、頭の中が「?」で埋め尽くされているかもしれませんが、全然難しく無いので安心して下さい!
また、同じ様な作り方にライン法というプロットの作り方がありますが、箱書きはライン法より更に詳しく設定を決め込む方法になります。
小説の冒頭と終わりを考える
箱書きで、一番最初に決める事は小説の冒頭分と終わり部分の二つを決めていきましょう。
今回は例として
勇者として異世界転生(冒頭)
魔王を倒す(終わり)
以上の内容で箱書きでプロットを作ってみましょう。
小説の冒頭と終わり部分を決めたら、次に箱を作っていきます。
箱書きにて、複数の箱を作る
上記で、小説の冒頭部分と終わり部分を決めました。
次は、箱書きと言われる理由の箱作りについて説明していきます。
冒頭では、5W1Hを利用すると説明しました。
そこで、テンプレートを作ってみましたので、一度下記をご覧下さい。
箱No(ナンバー)
時間
登場人物
目的
どうして、そうなったか
どの様にして終わらすか
基本は上記で1つの箱になります。
この箱に自身の思い付くストーリを当てはめる事で箱を完成させます。
では、実際に1つ箱を完成させてみましょう。
上記で決めた冒頭に繋がる様な感じで書いてみます。
いかがでしょうか?
この様にして箱を作成致します。
後は、先程決めた物語の冒頭部分と終わり部分が繋がる様に箱を何個も作っていきます。
上記で説明した箱はあくまで、5W1Hを基本したものになりますので、自身で「もっとこんな項目があればいいかも」と思いついた事があれば、是非上記のテンプレートに付け足して、自分だけの箱を作っていきましょう!
箱の内容が繋がる様にする
上記では箱書きについて説明していきました。
後は、複数作り終わった箱を一つの物語に繋がる様にしていきましょう。
イメージとしては
- 勇者として異世界転生(冒頭)
- 箱No1(ヒロインとの顔合わせ)
- 箱No2(主人公、町の現状を知り魔王を倒す事決意)
- 箱No3(主人公能力解放)
- 魔王を倒す(終わり)
上記の様な感じになります。
今回は説明として、箱No1(ヒロインとの顔合わせ)の箱しか作りませんでしたが、この箱が多ければ多い程厚みのある内容になりますし、長編ものが出来上がります。
まとめ
今回は、箱書きでのプロットの作り方や、メリットとデメリットについてまとめてみました。
- 箱書きとは、1つの箱に5W1Hを基本にした作り方
- とても、詳細な設定を作り込める
- 執筆する筆がなかなか進まない人にオススメ
上記でも説明しましたが、箱書きでのプロット制作は結構な労力が掛かりますが、事前準備をシッカリしたい人にはとてもオススメなので、お試しください!
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