いつも、どの様にプロットを作っていますか?
良く使用されている、起承転結はもちろん、プロットの作り方は他にも色々あります。
ですが、実際にどの方法で作れば良いか迷いますよね。
今回は、ライン法というプロットのメリットと作り方について説明致します。
どの方法でプロットを作ろうか悩んでいる方は是非参考にして下さい!
小説プロットのライン法とは?
プロットとは、小説の物語(ストーリー)を短くまとめた小説の設計図になります。
冒頭でも言いましたが、プロットを作る方法は、色々ありますね。
例えば
起承転結
序破急
三幕構成
などがあります。
今回は、上記三つの方法では無く、ライン法という方法でのプロットの作り方を説明していきますね。
ライン法とは、ストーリの大枠から決めていき、どんどん枠を狭めて詳細を詰めていく方法になります。
では、ライン法のメリットとは何でしょうか?
ライン法のメリットについて
ライン法のメリットは
とても細かい所まで作り込める事
ですね。
ライン法と他のプロットの作り方の大きな違いは、詳細に作り込むかです。
ライン法では、大枠、中枠、小枠と徐々に詳細を決めていきます。
大枠部分では、冒頭と終わり部分を決めて、中枠部分では、大枠の間に起こる、イベント等を決めていきますね。
そして、大枠と中枠の話を綺麗に繋がる様に、小枠で補完させます。
そのため、中枠部分を多く決めれば決める程、小枠で補完しますので、かなり詳細なプロットを作る事が可能ですね!
小説を書く前に緻密で詳細な設定を作りたい方でしたら、是非ライン法を活用する事をオススメします!
ライン法でのプロットの作り方
ライン法の作り方の工程としては
- 冒頭と終わり部分を決める(大枠)
- 見どころの場面を決める(中枠)
- 見どころ場面同士の間を補完場面で埋める(小枠)
以上3つで完了です。
これだけでは、まだ分かり辛いと思いますので、下記でより詳しく説明していきますね。
冒頭と終わり部分を決める(大枠)
ライン法で、まず最初にする事は、大枠部分です。
小説の冒頭と終わりの2点を決めていきましょう。
例えば、「俺は恋愛小説が書きたい!」と思ったら、下記の様な感じで大枠を決めましょう。
好きな子が出来る(冒頭)
好きな子と付き合える(終わり)
この様に、自身の中で思い描いてる小説の冒頭分と終わり部分を決めます。
大枠が決まりましたら、次は中枠を決めていきます。
見どころの場面を決める(中枠)
大枠を決めたら、次に、その間に発生する見どころ、又はイベントを決めていきましょう。
大枠では、下記の冒頭と終わりを決めましたよね?
好きな子が出来る(大枠)
好きな子と付き合える(大枠)
次は、この冒頭と終わりの間に発生する出来事を決めていきます。
例えば
好きな子には秘密があり、それを知ってしまう主人公(中枠)
文化祭(中枠)
などになりますね。
今回は例として挙げたので、2つしか決めませんでしたが、この中枠では自身が思いついたイベントなどをどんどん書き込んでいきましょう。
中枠が多い程、小説の内容に厚みが出て来ます。
それでは、中枠まで決めたら、後は更に細かい所を決めていきましょう。
見どころ場面同士の間を補完場面で埋める(小枠)
上記では、大枠と中枠まで決めました。
次は、大枠と中枠で決めた出来事が、つながる様に補完していきます。
まず、今まで決めた事は
好きな子が出来る(大枠)
好きな子には秘密があり、それを知ってしまう主人公(中枠)
文化祭(中枠)
好きな子と付き合える(大枠)
ですね。
これだけでは、話の内容がバラバラで繋がっていませんよね?
そこで、小枠でこのバラバラな内容を補完していきます。
例えば
一目ぼれした主人公は好きな子をストーキングする(小枠)
好きな子は女じゃなくて男だったと知り感情の整理が付かない(小枠)
感情の整理が付かず、秋に開催される文化祭代表に二人で選ばれる(小枠)
文化祭で改めて好きだという感情に気が付いた主人公は告白する(小枠)
この様に補完部分を決めていきます。
あとは、全てを組み合わせると下記の様になります。
- 好きな子が出来る(大枠)
- 一目ぼれした主人公は好きな子をストーキングする(小枠)
- 好きな子には秘密があり、それをしってしまう主人公(中枠)
- 好きな子は女じゃなくて男だったと知り感情の整理が付かない(小枠)
- 感情の整理が付かず、秋に開催される文化祭代表に二人で選ばれる(小枠)
- 文化祭(中枠)
- 文化祭で改めて好きだという感情に気が付いた主人公は告白する(小枠)
- 好きな子と付き合える(大枠)
これで、プロット完成ですね。
この様に、ライン法は大枠から決めて徐々に詳細部分を決めていく方法になります。
小説を書いていて、執筆する手が良く止まってしまう人は、是非このライン法でご活用下さい!
まとめ
今回は、ライン法のメリットと、ライン法でのプロットの作り方についてまとめてみました。
- ライン法は他のプロット制作方法より、詳細に設定を決められる
- 大枠、中枠、小枠の順に、徐々に詳細を詰めていく
- ガッチリと設定を決めたい人に非常にオススメ
ライン法は他のプロットの作り方と少し、違う感じなので、最初は慣れないかもしれませんが、何回か使用していけば直ぐに慣れると思いますので、お試しください。
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