小説を書き終えた後に、推敲していますか?
書いた小説を読み返す事は、とても重要な事です。
小説を長年書いている人や本気で小説家を目指している方は既に重要さを知っていると思います。
ですが、小説初心者の方などは、文章を見直す重要さを、なんとなくしか理解していない方も多いのでは無いでしょうか?
今回は、そんな方の為に、推敲する際に、どこを確認するべきかと推敲の重要さについて説明します。
また、記事の最後には推敲する際のコツについても書いていますので、是非参考にして下さい!
小説の推敲方法について
推敲とは、良い文章にする為に何度も考え手直しする事を言います。
よく、【推敲を重ねる】や【何度も推敲する】とありますが、こちらは文章良くする為に行うという事ですね。
では、具体的に推敲のやり方とはどの様にするのでしょうか?
それは下記を意識して下さい。
- 誤字脱字
- 接続詞
- らぬき言葉
- 表現方法
以上4つを意識して下さい。
これだけでは、分かり辛いと思いますので、下記で詳しく説明したいと思います。
誤字脱字
推敲する際に、一番修正するのが、誤字脱字だと思います。
書いている際に、気を付けていても、どうしても出てきてしまうのが誤字と脱字ですね。
今の時代、PCやスマホで書く人が多いと思います。
PCやスマホで書くメリットはやはり、気軽に書ける事ですね。
直接字を書く必要が無く、気軽に文字を打ったり、消したり修正出来ますし、スマホであれば寝っ転がりながら小説が書けます。
ですが、その手軽さゆえに、どうしても一文字一文字に対して、気構え的なのがおろそかになってしまい、誤字脱字が増えてしまいます。
ここで言いたい事は、誤字脱字をしてしまうのは、全然問題無いのですが、その後に修正する事が大切にになりますね!
推敲する事によって、誤字、脱字を無しくていきましょう。
接続詞
接続詞とは、簡単に言うと言葉と言葉や文章と文章を繋げる言葉になります。
接続詞をついつい多用していないか確認しましょう。
この接続詞は、書き手側からすると、とても便利ですが、あまりにも多すぎると読者からしたら読み辛いものです。
その為、接続詞が多い様であれば、修正して文章を区切ってあげる事を意識してみましょう。
らぬき言葉
「ら抜き言葉」とは、言葉の一部として必要な「ら」の文字が抜けてしまっている事です。
敢えて、ら抜き言葉にしているのであれば良いですが、無意識に使用している場合もありますので、推敲する際は意識して確認してみましょう。
表現方法
自分だけしか分からない言い回しや表現方法を使用していないか確認致しましょう。
書き手は、小説の設定などが頭の中に詰まっているので、分かるかもしれませんが、読者からしたら、詳細な設定が頭の中にありません。
その為、ややこしい言い回しだったり、表現方法を使用してしまうと、「ん?何言っているんだ?」状態になってしまいます。
推敲時は、読者視点で確認し、少しでも「これは、少し分かり辛いかな?」と思ったら、分かり易い文章に修正致しましょう!
推敲の重要性
上記では、推敲の意味とやり方について説明しました。
ここでは、推敲の重要性について説明していきたいと思います。
小説とは、自分以外の誰かに読んで頂く事が目的ですよね?
その為、誤字脱字や、自分だけ分かる言いまわしの文章だったりを修正しないのは、読者にとって非常に読み辛く、ストレスになります。
自分だけが理解出来る文章は、ただの日記と変わらないのでは無いでしょうか?
そう、ならない様に、推敲を重ねる事で自分だけが分かる文章を読者視点でも分かる文章に修正する行為が推敲の目的であって、もっとも重要な事でしょう。
推敲の重要性について分かって頂けたと思いますので、次に推敲する際のコツについて説明していきますね!
推敲のコツ
上記では推敲時に何を確認するかについて説明しました。
ここでは、推敲する際のコツについて紹介致します。
コツは以下の3つですね。
- 推敲時に音読がおすすめ
- 時間を置いて推敲する
- サイトを使用する
それぞれ詳しく説明していきますね!
推敲時に音読がおすすめ
推敲する際は音読する事をオススメします。
黙読でスラスラと読むのもいいですが、声に出して読む事で、「なんか今のおかしい言い回しだったか?」と気づく事があります。
更に、キャラ同士の会話文などは、特に音読するといいでしょう。
会話部分はキャラ達が実際に声に出して話している文章ですので、音読して違和感を感じたらすぐに修正しましょう!
音読は目で見るだけでは無く耳で聞く事で、目では気づかない修正点に気づく事が出来ますので、最後の推敲時にオススメでうね。
時間を置いて推敲する
推敲は書いて直ぐにして頂くのもいいですが、時間を空けて推敲する事をオススメします。
何故時間を置く必要があるのでしょうか?
それは、時間を置く事で頭が一度リセットされるからです。
「ん? どういう事?」と感じるかもしれません。
執筆直後では、自身の頭の中には、今まで書いた事が頭の中に残っています。
人間は、思い込みをする生き物の為、頭の中で「今回は、かなり気を使って書いたし完璧だろ!」と思いながら推敲すると仮に間違えていたとしても、思い込み部分が強すぎて、客観的に推敲する事が出来ません。
なので、一度時間を置いて、頭の中をリセットさせて、思い込みを消し去りましょう。
そうする事で、自身の書いた小説を客観的に確認出来、執筆直後の推敲で気づかなかった誤字脱字もリセットする事で気づく事が出来るでしょう。
サイトを使用する
推敲の最後のコツはソフトを使用する事ですね。
プログラムの力で、小説の推敲をしてくれるサイトがあります。
例えば
・小説形態素解析CGI
・日本語校正サポート
などがあります。
上記二つは、ブラウザ上で使用する事が出来、自身の書いた小説を入力する事で、誤字脱字や文章として不自然な事、更には文字数や小説の文章構成の評価までしてくれますので、推敲時の仕上げに使用してみるものいいのでは無いでしょうか?
以上で、推敲についての説明になります。
ここまで読んで頂ければ、推敲する事が、とても大切な事が分かって頂けたと思います。
今まで、推敲をされていなかった方は是非、今後は推敲する事をオススメ!
まとめ
今回は、小説の推敲方法と重要性についてまとめてみました。
- 推敲とは、見直す事で文章を良くする事
- 推敲する際は読者視点に立って確認する
- 推敲する際は音読するのもオススメ
- 推敲時は時間を置いてからにしよう
- 仕上げはサイトを使用するのもあり
推敲しても、誤字脱字を全て取り外す事が出来ない時もあります。
なので、推敲は一回だけでは無く複数回を行うのが良いでしょう。
その際は上記の事を意識してやってみて下さい!
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