キャラクター同士の会話を読者に分かり易く判断して貰う為にどの様な工夫をしていますか?
小説を長く書いている人などは、色々な工夫をして読者に分かり易く、今、どのキャラクターが話しているか伝えている事でしょう。
ですが、初心者の方ですとキャラクター同士の会話を分かり易く読者に伝えるのが難しいと思います。
そこで、今回は、どのキャラクターが話しているかを読者に分かり易く判断して貰える方法を紹介致します。
今後の執筆活動の参考にして下さい!
小説のキャラの口調を使い分けよう
小説を読んでいて、「あれ?今、どのキャラクターが話しているんだ?」と疑問に思った経験とかありませんでしょうか?
小説を書いてる側からしたら、どのキャラが話していると分かった前提で執筆しますが、何も知らない状態で読んだ読者からしたら、「今誰が話している?」となってしまう時があります。
どうすれば、読者に対して分かり易く、どのキャラが話しているか伝える事が出来るでしょうか?
それは、キャラクターの口調を使い分ける事です。
キャラクターの口調を使い分ける事で、読者からしたら、「あぁ、この話し方は、このキャラが話しているのか」と理解してくれますので、とても便利です。
下記では、具体的にどの様な口調や話し方をすれば読者が判断しやすいかについて説明していきますね。
口調でキャラクターを使い分ける方法3選
キャラクターの口調を使い分ける方法として色々あります。
そこで、今回はご紹介する方法としては
- 話し方
- 語尾
- 語前
以上3について説明していきますね。
キャラの口調に困っている方は是非参考にして下さい!
話し方
キャラの口調を使い分ける方法1つ目は話し方になりますね。
話し方を工夫するだけで、キャラの差別化が出来ます。
例えば
敬語にする
「…」を使用して無口感を表現する
「!」を使用して元気な感じを表現する
方言(関西弁などなど)を使用する
などを使用する事で、差別化させる事が出来ますね。
常に敬語を使うキャラであったり、「…」や「!」を使用してキャラの特徴を出すのもいいでしょう。
関西弁などで、関西キャラを付ければ、読者は直ぐにどのキャラが話したか分かりますので、とても便利です。
語尾
キャラの口調を使い分ける方法2つ目は語尾になりますね。
これは、何か話した最後に必ず語尾を付ける方法です。
例えば
~~~じゃ
~~~ですわ
です。
この様に、特徴的な語尾を付ける事で、どのキャラが話しているか差別化出来ます。
また、特徴的な語尾を好まない人などはキャラのセリフの最後に「~」や「ー」など付けるのもいいかもしれません。
少し、分かり辛いと思いますので、例を出します。
今日は天気いいねー
今日は天気いいね~
上記の様に、そこまで特徴的な語尾では無いですが、常にセリフの最後に入れる事で、どのキャラが話しているか差別化させる事が出来ますね。
語前
キャラの口調を使い分ける方法3つ目は語前になりますね。
こちらは、上記で説明した語尾とは逆で、話す前に何か必ず口にする言葉を決めたりする事です。
例えば、何かを話す前に必ず
ふむ、×××
ほっほっほ、×××
あはは、×××
です。
話す前に笑い声だったり、などを入れるとキャラクターの差別化が出来て、いいでしょう。
上記で説明した3つについてですが、読者にどの様なキャラが話しているかを認識させる口調の事を役割語といいます。
その為、キャラの話す際に読者に誰が話しているかを分かり易く伝えたい場合は役割語を使用する事をオススメです!
全てのキャラを個性的な口調にするのは注意
上記では、役割語を使用して、キャラの差別化させる事を推奨しました。
ですが、全部のキャラを特徴的な口調にするのは注意が必要です。
理由としては
読者からした非現実的になり、小説の内容に入り込めない
自然と同じ様な口調のキャラが出来上がってしまう
です。
一つ目の方は、いくら小説の内容が現実味が無くても、登場人物全員が、ヘンテコな口調で会話を始めたら、さすがに読者からしたら読み辛くなり、小説の内容が頭に入ってこなくなりますね汗
二つ目の方は、登場人物が多ければ、多い程、キャラの口調を使い分けるのは大変になり、いつの間にか同じような口調になってしまいますので注意です。
上記では、役割語を使用してキャラの差別化をしようと説明していますし、ここでは特徴的な口調の多用は注意などと説明しています。
「なら一体どうすればいいの?」状態になりますよね?
そちらに対しては下記で説明していきたいと思います!
地の文を使用して誰が話しているか読者に説明しよう
役割語を使用せずに、読者にどのキャラが話しているか理解して貰うには、どうすればいいでしょうか?
それは、地の文を使用しましょう!
例えば、地の文で「A子が口を開く」などとの地の文を書いた後に、そのキャラのセリフを入れれば読者は、どのキャラが話しているか判断出来るでしょう。
地の文で、誰が話したかの説明を多様すると読者がキャラクターに感情移入しにくくなるので、そこは役割語を使用したり、地の文を交えて、読者にどのキャラが話しているか表現するのが一番良いでしょう。
まとめ
今回は、小説に登場するキャラの口調の使い分けについてまとめてみました。
- 誰が話しているか読者に伝える為には役割語を使用しよう
- 役割語を使用するキャラの多用には注意しよう
- 役割語と地の文を交えよう
最初は、キャラの口調を使い分けるのが難しく感じると思いますが、しっかりとキャラ設定をして、使用していけば、慣れていきますので是非挑戦してみて下さい。
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