小説に置いて、テーマとモチーフの違いって何だと思いますか?
よく、テーマとモチーフを同じ様に捉えている人が居ます。
僕も、最近まではテーマとモチーフの違いが何なのか分かりませんでした。
ですが、テーマとモチーフは皆さんが思っている以上に違うものになります。
そこで今回は、初心者向けにテーマとモチーフの違いについて説明していきたいと思います。
二つの違いを理解して、小説を作る際にテーマとモチーフをしっかりと決める事で今より、更に良い作品を作る事が出来るでしょう。
是非今後の執筆活動の参考にして下さい!
小説のテーマとモチーフについて
テーマやモチーフと言った言葉を聞いた事があると思います。
こちらは小説などを書いている人であれば尚更関わって来る言葉でしょう。
今回は、テーマとモチーフの違いについて記事を書いていきますが、その前に、まずはテーマとモチーフの意味について説明していきたいと思います。
よく、同じ意味として扱われている事が多いので、ここでそれぞれの意味について覚えておきましょう!
テーマについて
辞書などでテーマについて調べると下記の様な事が出て来ます。
- 創作や議論の根本的意図や主題など
とあります。
これは、何かに対して自分が相手に何を伝えたいかになります。
テーマとは内容を聞いて捉えた人達の解釈はバラバラです。
捉える人によって認識の差が生まれるくらい、内容は明確な形として表しません。
では、次にモチーフについて見てみましょう。
モチーフについて
辞書などでモチーフについて調べると下記の様な事が出て来ます。
- その芸術表現をする動機である着想
とあります。
これは、自分が何を書きたいかについてになります。
モチーフとは内容を聞いて、捉えた人達の解釈の差異は限りなく少ないものになります。
では、ここまでテーマとモチーフの意味について説明してきました。
次に、テーマとモチーフの違いについて説明していきますね。
テーマとモチーフの違いを初心者向けに解説
テーマとモチーフの違いとは、一体なんでしょうか?
この二つはややこしく、同じ様な意味合いがあり勘違いしてしまいますよね。
ですが、こちらを良く考えてみると違いが分かってきます。
テーマとモチーフの違いには2つあります。
それは
- テーマとモチーフの違いは相手なのか自分なのか
- テーマとモチーフの違いは全体か単体か
ですね。
言葉だけでは、良く分からないと思いますので、下記で詳しく説明していきますね。
それではいってみようー!
テーマとモチーフの違いは相手なのか自分なのか
1つ目の違いは、テーマとモチーフの違いは相手なのか自分なのかになります。
これはどういう事なのでしょうか。
それは、上記でも少し説明しましたが
テーマは小説内で、読者に伝えたい事になります。(相手)
モチーフは自身が何かを書きたいと感じたものになります。(自分)
です。
これでも、まだ分かり辛いですよね。
例えば、自身が新しい小説を書くとします。
その際に
「料理好きだし、異世界転生物で、主人公が前世の記憶を利用して料理店を経営するが、マズ過ぎて炎上するコメディを書きたい!」
と考えたとしましょう。
では、ここで先程説明したテーマとモチーフに分けてみると
テーマ(読者に伝えたい事):料理
モチーフ(自身が書きたいと感じた事):料理店を経営するものマズ過ぎて炎上
いかがでしょうか?
こう考えるとテーマとモチーフの違いについて分かり易いのでは無いでしょうか。
この様に、「料理が好き!」という事で、この小説で読者に伝えたい事は料理になりますので、テーマは料理です。
そして、「マズ過ぎて炎上するコメディを書きたい!」については自身が書きたい事になりますので、モチーフになりますね。
では、次にもう一つの違いについて説明していきましょう。
テーマとモチーフの違いは全体か単体か
2つ目の違いは、テーマとモチーフの違いは全体か単体かになりますね。
これは、どういう意味かとい言うと。
テーマは全体を指す。(全体)
モチーフは、もっとピックアップされたものを指します。(単体)
ですね。
上記で言うとテーマは料理であり、意味は幅広く、捉えた人によって、色々な解釈が生まれます。
ですが、モチーフは「マズ過ぎて炎上するコメディを書きたい!」ですので、捉えた人の解釈に差異が限りなく無いくらいにピンポイントな感じになりますね。
この様に、テーマとモチーフの違いは以上2つだと考えられます。
小説を書く際は、テーマ(読者に伝えたい事)とモチーフ(自分で書きたい事)どちらを先に決めても良いと思いますが、2つの違いを意識して決める事で、大分考え方が変わって来ると思いますので、今度小説を書く際は参考にして下さい!
まとめ
今回は初心者向けにテーマとモチーフの違いについてまとめてみました。
- テーマは読者に伝えたい事
- モチーフは自分が書きたい事
- 2つを意識する事で、今以上の小説が書ける
初心者の方だと、最初は二つを分けて考えるのが難しいかもしれませんが、短編などで練習すれば直ぐに違2つを使い分ける事が出来ますので、是非試してみて下さい!
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