自身の作り込んだキャラクターを読者に対して効果的に紹介出来ていますか?
キャラ設定をしっかり作り込んでも、その伝え方が悪いと、せっかく作ったキャラが、読者から見て、あまり魅力的に映らず、勿体ないです。
ですが、初心者の方などは、自分のキャラを、どうすれば魅力的に紹介出来るか分かりませんよね?
今回は、そんな方の為に、キャラクターを紹介する際のコツについて説明したいと思います!
良ければ、今後の執筆活動でお試しください。
小説に登場するキャラの魅力を上手く伝える2つの方法
キャラクターの紹介は読者がそのキャラのイメージする為に、とても大事な事です。
ですが、「キャラクターの説明って一体何を説明すればいいの?」と考える人もいるのでは無いでしょうか?
キャラクターの説明は大きく分けたら下記4つです。
外見
内面
過去
追加価値(そのキャラならではの事柄)
4つを紹介する事で、読者は、そのキャラがどの様な感じかイメージする事が出来ますね。
では上記の4つを、どの様に紹介、説明すればいいのでしょうか?
方法としては
キャラクターの会話文での説明
地の文での説明
以上2つです。
「どちらの方法でキャラの紹介や説明をすればいいの?」と考える思います。
結果から言うと、キャラクターを紹介する際は、会話文と地の文を、組み合わせる事ですね。
これだけでは、何故、組み合わせないとダメなのか分からないと思います。
なので、どちらか一方だけでキャラクターについて紹介した場合、どの様な事になるか説明しますね。
キャラクターの会話文での説明
上記では、キャラの紹介について、キャラクター同士の会話と地の文を組み合わせる事を推奨しました。
何故、どちらか一方ではダメなのでしょうか?
理由としては、キャラクター同士の会話文だけでは、細かい説明が出来ないからになります。
キャラクターの会話文だけですと、読者からしたら、読み易いでしょうが、話す、キャラクターが知っている事しか読者に対して説明する事が出来ないのです。
「ん?」と思った方は想像してみて下さい。
現実世界で誰かを紹介する際に、その人の過去を全て知っているわけでは無いですよね?
あくまで、自分自身がその友達について知っている事しか説明できません。
この事は小説でも同じです。
そうなると、現実ではいいかもしれませんが、小説でのキャラクター紹介としては少し物足り無いですよね?
では、地の文だけでのキャラ紹介はどうでしょうか。
地の文での説明
上記では会話だけでキャラの説明した場合について解説しました。
それでは、地の文だけでキャラクターを紹介すれば良いのか?
それも、また違います。
地の文だけで説明してしまうと、確かに細かい所まで説明出来ますが、どうしても詳細に説明すると文章量が多くなってきます。
文章がズラズラ書かれていると、単純に読者が飽きてしまったり、読み辛かったりしますね。
地の文では、キャラの詳細を説明出来る点は便利ですが、そもそも読者に楽しんで貰えないのは論外ですよね?
なので、上記で説明した4つの紹介をする際は、セリフと地の文を組み合わせる事が大事なのです。
では、具体的には、その二つをどの様に使用してキャラの紹介をすればいいかについて説明していきますね。
読者にキャラの魅力を伝えるコツは説明では無く描写
小説を書く時に良く、説明では無く描写しろと言われます。
説明文の様にダラダラと説明すると読者にとって、退屈な文章になってしまうからです。
では、描写とはどうすればいいのでしょうか?
それは、人間の感情で感じた事を文章にする事です。
「ん?」と頭の中に?マークが浮かびますよね?
もう少し分かり易く2つ説明すると
- 説明:何かの説明書や設計書をそのまま読む
- 描写:実際に自分で経験した事を語る
例えば、貴方が友達にゲームの紹介をしようとしましょう。
その際に、ただ淡々と説明書に書いている事を説明するよりも、実際に自分でプレイして、自身が感じた面白い点を説明するのでは、どちらが、聞いていて楽しいと感じるでしょうか?
ほとんどの人が、後者だと思います。
これは、キャラクターを説明をする際も同じで、キャラ設定資料を読み上げている様な文章よりも、あたかも、実際に見た様に書く事が大事です。
会話文でも地の文でもキャラクターの紹介をする際は、説明では無く描写で紹介すれば、読者は、よりそのキャラクターについて興味を持ってくれますので、今後は説明では無く描写でキャラクターを紹介しましょう!
まとめ
今回は、小説に登場するキャラの紹介と説明についてまとめてみました。
- キャラの紹介は4つを意識しよう
- 紹介方法は2つを組み合わせよう
- キャラ紹介は、説明では無く描写しよう
最初は、描写を意識する事が難しいと感じると思います。
ですが、常に意識して書いていけば慣れますので、キャラ紹介をする際は上記を意識してみて下さい!
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