接続詞という言葉を知っていますか?
小説初心者であれば、接続詞がどういう意味か良く分かっていなくても無意識に使用している事でしょう。
ですが、接続詞を使用するのには色々注意が必要です。
今回は小説初心者の方向けに何故、接続詞の多用が要注意なのかについて説明していきますので、今後の執筆活動の参考にして下さい!
小説で接続詞を使う時の注意点とは?
接続詞の多様するのが、何故、要注意かを説明する前に接続詞について簡単に説明します。
接続詞とは、簡単に言うと言葉と言葉や文章と文章を繋げる言葉になりますね。
接続詞にも色々な種類がありますが、今回は小説を書く人が良く使用する接続詞について紹介致します。
- 順接 (だから、そのため、したがって、そうすると)
- 逆接 (だが、けど、だけど、でも、ところが、それでも)
- 並列 (また、同じく、それから、および、かつ)
- 添加 (しかも、また、そして、さらに、なお、それから)
- 選択 (他には、他にも、それとも、あるいは、もしくは)
上記で説明した以外にも接続詞の種類は沢山ありますが、以上が小説内でも良く使用する接続詞だと思います。
この様に、改めて接続詞を見てみるといかがでしょうか?
自分が意識していなくても無意識にこれらの言葉を使用していると思います。
文章を書くに置いて、とても便利な接続詞ですが、接続詞の多用には注意が必要になります。
では何故、注意が必要なのでしょうか?
それは、読者に取って非常に読む辛い文章になってしまっているからです。
詳しくは下記にて説明していきますね。
接続詞を使用する際におさえておきたい2つのポイント
接続詞を使用した文は読者にとって非常に読み辛い文章になってしまいます。
そこで、接続詞を多用した文章は下記2点を実施して下さい。
音読して息継ぎが出来るか
読み返す
いきなり過ぎて、何を言っているか分からないと思いますので、説明しますね。
接続詞の多い文章とは、どういう文章でしょうか?
下記にて例文を出します。
例文:俺は目の前の男に飛び付いた。しかし、男はとんでもない力で俺の事を受け止める。だが、こちらも負けるわけにはいかない。なぜなら、俺の後ろには守るべき存在がいるからだ。
赤文字部分が接続詞になりますが、この文章の中に3つの接続詞が入っていますが、いかがでしょうか?
とても読み辛い文章だと思います。
では、この例文の接続詞を減らしてみましょう。
例文:俺は目の前の男に飛び付いた。男はとんでもない力で俺の事を受け止める。だが、こちらも負けるわけにはいかない。なぜなら俺の後ろには守るべき存在がいるからだ。
いかがでしょうか?
接続詞を1つ抜いただけですが、先程より読み易くなったと思います。
この様に、一つの文章に対して接続詞が多すぎると読み辛いのです。
では、何故接続詞が多いと読み辛いのでしょうか。
それは、文章を読む際に息継ぎが出来ないからです。
「ん?息継ぎ?」と疑問に思う方もいるでしょう。
こちらは、音読した方が分かり易いかもしれません。
先程の例文を音読してみて下さい。
接続詞が多い方の例文では、すべての文章が接続詞によって繋がっている為、ズラズラと読んでしまい、息継ぎする箇所が無くなってしまいます。
ですが、接続詞を減らした例文を音読して頂くと、接続詞を減らした部分で息継ぎする箇所が出来ますよね?
上記でも言いましたが、接続詞が多いと文章を読む際に息継ぎが出来ない為、読み辛いのです。
「音読する際は分かったけど、黙読する際は関係無いんじゃね?」と感じる方もいるのでは無いでしょうか。
ですが、黙読も音読と同じ様に、どこで文章を区切れば良いかの判断が接続詞が多いと出来ない為、読み辛くなってしまいます。
接続詞の多用は小説初心者の方は無意識にやってしまっている方が多いので、要注意ですね!
改善策としては、当たり前な事になってしまいますが、書き終えた後に読み返す事です。
読み直しても、良く分からないと言う方は上記で説明した方法で音読してみましょう。
音読した結果、息継ぎがしやすければ問題無いですし、息継ぎし辛い時は接続詞を減らしてみてはいかがでしょうか?
そうする事で、今よりも更に読者にとって読み易い文章になるので是非お試しください!
まとめ
今回は初心者向けに接続詞の使いすぎは要注意な理由についてまとめてみました。
- 接続詞には色々な種類がある
- 接続詞の多用は読者にとって読み辛い
- 最終的には書き上げた文章を音読して確認してみよう
以上を意識して頂き、自身の書いた小説に接続詞を多く使用されていないか確認、あるいは書く段階で意識して無駄な接続詞を減らしてみて下さい!
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