小説を始めて書く時って、「何か守らないといけないルールとかあるのかな?」と考えたりしますよね。
何か、公募や大会などに出すなら別ですが、自分で楽しむ分や小説投稿サイトに投稿するならば、あまり気にする必要は無いです。
ですが、必要最低限「これだけは意識した方がいい!」というルールはあります。
そこで、今回は最低限、これだけはと言う4つのルールに関して紹介していきたいと思いますので、是非参考にして下さい!
小説を書く際に初心者が最低限守った方が良いルール
何故、小説を書く際にルールを守った方が良いのでしょうか?
それは
- 読者が読みやすいから
- 書籍化するなら必要だから
です!
一つ目の理由は単純に他の方はルールを守っているのに、自身の書いた小説は全く違ったら読者は読み辛いからですね。
例えば、会社や学校で発表する場面があったとしましょう。
貴方以外の全員が同じテンプレートを使用して書類を作成したとします。
その場合、読み手が一枚だけ違うテンプレートを使用していたらどうでしょう?
とても読み辛いですよね汗
小説でも同じで最低限のルールを守らないと読者からしたら読み辛いものです。
また、もう一つの書籍化も同じですね。
読者が読み辛い文章をわざわざ書籍にしよう思う会社なんていませんよね?
こういう理由から、あまりルールに縛られるのも良くないですが、必要最低限は抑えとくのがオススメです!
では、その最低限のルールとはなんでしょう?
それは以下4つ
- 改行後は字下げしよう
- 三点リーダーとダッシュは二文字使用しよう
- 感嘆符と疑問符の後は一字文のスペースを開けよう
- 「」の最後には句点を打たない様にしよう
です。
順番ずつ説明していきたいと思います。
それではいってみようー!
改行後は字下げしよう
小説を書く際は字下げするのが一般的だと思いますが、Web小説においては敢えて字下げしないで書く人もいます。
それは、縦読みでは無く、横読みになる為字下げしない方が読みやすかったりする人もいるからだと思います。
どちらが正解などは無いと思いますが、特に拘りが無い場合は【字下げ】で書くのがオススメ!
また、会話文に関しては字下げする必要はありません。
それでは実際に例文を見てみましょう。
字下げの場合
空から太陽が消え、月が出ている夜に一人の青年が部屋から外を見ている。
そして空からは一つの流れ星が光の線を描いて消えた。
字下げしない場合
空から太陽が消え、月が出ている夜に一人の青年が部屋から外を見ている。
そして空からは一つの流れ星が光の線を描いて消えた。
この様に、一般的には文の始まりは一字下げをします。
三点リーダーとダッシュは二文字使用しよう
三点リーダー「……」とダッシュ「ーー」とは、小説を書く際に主に会話文や自身の心の声、状況説明などに使用します。
ですが、使用する際にも気を付けなればならない事があり、三点リーダー「……」とダッシュ「ーー」を使用する際は二個続けて使用してください。
「俺は……出来る!」
「俺はーー出来る!」
上記の様に二つセットで使う事を覚えときましょう。
また、「俺は…出来る!」や「俺はーーー出来る!」などは誤った使用例になりますので気を付けて下さい。
三点リーダー「……」とダッシュ「ーー」の使い分け
三点リーダーとダッシュは同じ様な感覚で使えますが、読者から見た印象は結構違ってきます。
「俺は……出来る!」
迷い、もしくはネガティブな沈黙
「俺はーー出来る!」
勢い、もしくはポジティブな沈黙
この様に、三点リーダー「……」は、同じ使い方でも、どこか悩んでいる印象を読者に与える事が出来ます。
逆にダッシュ「ーー」の場合は勢いのある印象を読者に与えるので、どちらとも使分けるのが良いでしょう。
感嘆符と疑問符の後は一字文のスペースを開けよう
感嘆符「!」と疑問符「?」については主に会話文で使用するものになります。
こちらを使用する事で語尾などを強調させたり、疑問を問いかける事ができます。
ですが、こちらを使用する際も注意点があり、感嘆符「!」と疑問符「?」の後は一字文スペースを開けて下さい。
理由としては、字が詰まっていると読者からした読み辛いからですね。
使い方は以下の通りです。
「俺は……出来る! やってみせるさ」
「俺は……出来るのか? 考えている暇は無さそうだ」
こうする事で、読者から見て、文が見やすくなりますので、忘れずにしましょう。
「」の最後には句点を打たない様にしよう
小説内で「」とは、どの様な場面で使用するでしょう。
それは、キャラクター通しの会話文になります。
会話の際は「」で囲む事で読者は「あぁ、今は会話部分なのか」と理解してくれます。
ですが、この「」にも使用する際のルールがあります。
それは、かっこ「」の最後に句点は入れずに書く事です。
ではどの様に書くか見てみましょう。
「先生、今までありがとうございました。」
「先生、今までありがとうございました」
この様に、会話文などでの「」の中では最後に句読点などは入れません。
まとめ
今回は、小説を書く際に初心者が知っといた方が良いルールについてまとめてみました。
最初は、覚えきれずに、ついルールを忘れてしまうと思いますが、以下を意識して頂ければ読者からしたら、とても読みやすくなりますので、参考にして下さい。
- 改行後は字下げしよう
- 三点リーダーとダッシュは二文字使用しよう
- 感嘆符と疑問符の後は一字文のスペースを開けよう
- 「」の最後には句点を打たない様にしよう
執筆中に今回説明したルールなどを確認していく内に自然と覚えてきますので、そうなるまでは根気よくいきましょう!
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