読者を自身の書いた小説に感情移入させる事は、とても大事な事であり難しいです。
感情移入させる事により、読者は、その小説について色々考え、先が気になり小説を読んでくれますね。
ですが、そもそも「どうすれば読者を小説に感情移入させればいいの?」って疑問に思いますよね?
そこで今回は読者に感情移入して貰える為の5つの方法を紹介したいと思います。
記事の最後には、5つの方法とは別に、更にプラスαで行うと、より読者を小説に感情移入させる事が出来る方法をご紹介しますので、是非参考にして下さい!
読者を小説に感情移入させる為の5つのポイント
ご自身の小説に対してどの様な工夫をして読者を感情移入させていますでしょうか?
又は、初心者の方ですと、まだ自分だけの工夫などが無い方もいるのでは無いでしょうか。
そんな方は下記5つの方法を意識してみて下さい。
- 一人称視点にしょう
- キャラに弱みを付けよう
- 読者との共通点を持たせよう
- 努力の過程を見せよう
- ターゲットを決めよう
これだけでは、良く分からないと思いますので、下記で説明していきます。
それではいってみようー!
一人称視点にしょう
読者を感情移入させる方法1つ目は一人称視点にする事です。
これは、どういう事かと言うと小説を書く際には、一人称視点と三人称視点のどちらかで書く事が多いです。
そこで、読者を「手っ取り早く感情移入させたい!」と考えるならば、一人称視点がオススメですね。
それは何故でしょうか?
理由としては、一人称視点の場合は、主人公が小説の世界観を語るからです。
やはり、
【三人称視点】
主人公は強くなりたいと思った様だ
【一人称視点】
俺は強くなりたい!
この様に第三者が主人公の感情を語るより、主人公が自分の感情を語る方が読者としても共感出来ますよね?
なので、三人称視点で小説を書いている方で感情移入させたいけど中々上手く出来ないと考えている場合は是非一度一人称視点にしてみてはいかがでしょうか?
ただし、これはあくまで方法の1つなので、「三人称だと読者を感情移入させる事は出来ないの?」と思うかもしれませんが、そんな事は全然ありませんのでご安心下さい。
キャラに弱みを付けよう
読者を感情移入させる方法2つ目はキャラに弱みを付けようです。
これは、どういう意味かというと、完璧なキャラでは共感が沸かないからですね。
人は何かしらの共感を見つけようとします。
本当に完璧な人であれば、完璧なキャラに共感する事が出来ますが、そんな人、なかなかいませんよね?
ですので、キャラに弱みを付ける事が大切です。
弱みがあるだけで、読者は「あ、こんな弱みがあるのか」や「なんだ、これなら俺の方がマシだな」と感じてくれます。
そして、読者のそういう感情をキャラに持たせる事で、感情移入させることが出来ますね。
その弱みの部分が自身と同じであれば更に読者は共感してくれて、より深く感情移入してくれるでしょう。
この様に、キャラに弱みを付ける事で読者は共感してくれる様になりますので、キャラクター作りの際は事前に弱みを作り込む事が大切ですね。
読者との共通点を持たせよう
読者を感情移入させる方法3つ目は読者との共通点を持たせることですね。
こちらは、読者に感情移入して頂く為に色々な共通点を出していきましょう。
共通点といきなり言われても戸惑うかもしれませんが、何でも良いです。
例えば
- 勉強嫌い
- カレーが好き
- 住む場所や地域
です。
この様に、キャラクターとの共通点を作っても良いですし、舞台の共通点を作っても良いでしょう。
こういう、共通点を多く作中に登場させる事によって読者は共感を感じて感情移入してくれますのでオススメです!
努力の過程を見せよう
読者を感情移入させる方法4つ目は努力の過程を見せようです。
こちらは、ジャンルが恋愛であれば好きになって貰えるまでの努力、ファンタジーであれば強くなるまでの努力になりますね。
分かり易い例で言えば、大人気漫画のナルトなどがそうですね。
主人公のナルトが強くなる為に修行シーンが多々あります。
その修行シーンを読者が見る事により、強くなるまでの過程を知っている為、ナルトが強敵と戦う際に感情移入するのです。
その為、小説も同じくキャラの努力の過程を読者に植え付ける事で、その努力が実る時に読者は感情移入しますので、是非挑戦してみて下さい!
ターゲットを決めよう
読者を感情移入させる方法5つ目はターゲットを決めようです。
こちらも分かり易い様に作品例を一つ上げますね。
【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。】というラノベがあります。
有名な作品なので、知っている方も多いでしょう。
こちらは、簡単にいうと主人公が「友達なんて必要ない」というスタンスを取りながらも、そのボッチな主人公に少しずつ友達が出来て来るお話になります。
こちらの作品は、「ボッチ」の部分に共感できる人をターゲットにしていますね。
この様に、ターゲットを決める事で、それを読みに来てくれた読者は、もともと、「ボッチ」というキーワードを見て読みに来るわけなので、小説の内容を読む前からある程度は感情移入している状態になります。
こちらの方法は小説を書く前のプロットの段階で決める事ですが、とてもオススメなので、新しい小説を書く際は、こちらのターゲットを決めてから小説を書いてみてはいかかがでしょうか?
ここまでは、自身の小説に読者を感情移入させる方法について説明してきました。
次は、更にプラスαで行う事でより一層、読者を感情移入させる事が出来る方法を紹介していきたいと思います。
読者にキャラクターの行動を予測させよう
小説に読者を感情移入させる方法として上記で5つ説明しましたが、更にもう一工夫してみましょう!
そのもう一工夫とは何か?
それは、読者にキャラクターの行動を予測させる事です。
「予測?」と思いますよね?
簡単に言うと、次にキャラクターがどの様な行動を取るか自然と分かる様に文章を書いてみるのです。
では、何故行動を予測させる必要があるのでしょうか?
それは、読者が自分の考えた予想とキャラクターの行動が当たる事で「おー、俺と同じ考え方で行動したじゃん!」と感じて共感する事で、どんどん感情移入するからです。
具体的な方法としては、主人公の仲間が二人、ピンチだったとしましょう。
その時に主人公が助けれらるのはどちらか一人だという選択肢を小説内で作ります。
そこで、読者にどちらを助けるか予測させます。
その結果、見事、読者が選んだ方を助けたら、先程の様に読者は「自分と同じ考えだ!」と共感するわけです。
今回は極端な例で説明しましたが、この様にキャラクターが次にどの様な行動を取るか予測出来るような部分を沢山作っていく事で読者が感情移入してくれますので、是非お試しください!
まとめ
今回は、読者を小説に感情移入させる方法についてまとめてみました。
感情移入させる方法について悩んでいる方は下記を参考にして下さい。
- 読者を感情移入させる方法は5つある
- より深く感情移入させたい場合はキャラクターの行動を予測さよう
一つ一つは対した効果を生み出さないかもしれませんが、今回の紹介した方法を自身の小説に意識して入れて頂き、それを続けていけば今より読者が貴方自身の小説に感情移入してくれるのでお試しください!
コメント