小説の書き出しはどうされていますか?
この小説の冒頭部分の書き出しは、とても重要です。
ですが、初心者の方ですと、この書き出し部分がもっとも苦労する所では無いでしょうか?
恐らく、いざ書いてみようと思うと「あれ、何から書こう・・・」と悩むと思います。
そこで、今回は、そんな悩みを解消する為に冒頭部分の書き出し方を4種類、紹介しようと思います。
是非、最後まで読んで頂き、書き出し方の参考にして下さい!
小説の冒頭部分の書き出し方!オススメの4種類
書き出しが、とても大事な理由は何か分かりますか?
それは読者が、その小説を読むか読まないかの判断する部分になるからですね。
こちらの冒頭部分が、その読者に合っていない場合は読者は一話分も読んでくれないでしょう。
そのため、書き手としては、書き出し部分で読者を逃がさない工夫をする事が大切です。
では、その工夫とは何か?
書き出しには大きく分けて4つのパターンがあります。
そのパターンの中から自分の小説にあった方法で書いてみると初心者の方は書きやすいでしょう。
その4つのパターンとは
- 現在から書き始める
- 過去から書き始める
- 未来から書き始める
- 世界観から書き始める
です。
以上の4つのどれかに当てはめて出だしを書いてみると、迷わずに書けます。
ですが、これだけでは、まだ「いやいやい、全然分からないよ」と感じると思いますので、それぞれ説明していきますね。
現在から書き始める
一つ目のパターンは現在から書き始めるになりますね。
これは、どういう事かと言うと、リアルタイムで物語が始まるパターンです。
例文:俺は誰かに身体を揺さぶられて目を覚ます。
この様に主人公が朝に目が覚めた所からスタートする書き出しとかですね。
過去から書き始める
二つ目のパターンは過去から書き始めるになりますね。
こちらは、どういう感じかと言うと。
例文:この状況を説明するには、まず数時間前に遡らないとならない。
この様な感じから書き始めて、過去の出来事を書いてから、現代に持っていく書き方ですね。
未来から書き始める
三つ目のパターンは未来から書き始めるになりますね。
こちらは、どういう感じかと言うと。
例文:「勇者よ、よくここまで来たな・・・」
この様に、いきなり主人公と魔王との戦いから始まり、いい所で、現代に持っていく書き方ですね。
世界観から書き始める
四つ目のパターンは世界観から書き始めるになりますね。
こちらは、どういう感じかと言うと。
例文:この世界ではモンスターが蔓延っている・・・
この様に、まず最初に世界観の説明から書き始める書き方ですね。
以上の4つのパターンが小説の冒頭の書き出し方になりますね。
ですが、ここまで説明しても初心者の方からしたら「4種類は分かったけど、結局どうすればいいの?」と疑問に思いますよね?
それでは、次に上記で説明した4つのパターンをどの様に利用して書いていけば良いか説明しますね。
プロットをしっかり決める事が大事
ここまで4つの書き出し方について説明致しました。
ですが、その4つのパターンを実際にどの様に利用していくか、初心者の方はまだ、良く分からないと思います。
そこで、どうすれば良いかと言うと、プロットをしっかり決める事ですね。
「え?書き出し方の話なのに何でプロット?」と思ったのでは無いでしょうか?
その理由としてはプロットをしっかり決める事で上記の4つのパータンに当てはめやすいからです。
プロットでは恐らく、盛り上がり部分やクライマックス、又は伏線など色々決める事でしょう。
そこで、プロットのそういう部分をまず書き出し部分に持っていくと、とても書きやすいですね。
例えば、プロットにて読者が一番盛り上がる部分を決めたとしましょう。
そして、その盛り上がり部分が未来の出来事であれば上記で説明した【未来から書き始める】からを利用してみましょう。
プロットで書く事は既に決まっているので、後は当てはめるだけなので書きやすいと思います。
また、全てを書くのでは無く、少し触れる程度に書き出し部分で書けば、クライマックスの伏線にもなりますの、とてもオススメですね。
この様にプロットをまずはしっかり決めて、その上で自身の小説の内容と合う書き出しのパターンに当てはめれば、悩む事無く書く事が出来ますので、初心者の方は是非試してみて下さい!
それでは最後に書き出しについてWeb小説の場合について意識する事を説明していきます。
Web小説であれば書き出しはインパクト重視がオススメ
小説の書き出しについての重要性と書き出し方については上記で説明しました。
ここでは、Web小説の書き出し方について意識する点について話していきたいと思います。
「え?Web小説も一般小説も何か違いがあるの?」と思うかもしれませんが、あるんです。
では、何が違うか分かりますでしょうか?
それは、読者の意識の差になります。
一般小説などの書籍化したものであれば、自身のお金で購入して読みますよね?
その場合は、その購入した小説を「全部読むぞ!」と思い購入する事がほとんどだと思います。
そうすると、読者は最初から最後まで読んだ上で、その小説を評価します。
ですが、Web小説の場合は違います。
Web小説は手軽に読めますので、読者からした「なんかタイトル面白そうだし、読んでみるか・・・」程度のお手軽な気持ちで読みますので、最初の書き出し部分が面白く無いと読者的には「なんだか、面白く無いし他の小説読むか」と評価されてしまい読まなくなってしまいます。
なので、Web小説を書く人であれば、書き出し部分にはインパクトなどを付けて読者を惹きつける書き出しにするのがオススメ!
まとめ
今回は、初心者向けに小説の冒頭部分の書き出し方オススメ4種類についてまとめてみました。
小説の書き出し方について迷った場合は下記を参考にして下さい。
- 現在、過去、未来、世界観の四つのパターンを使用しよう
- プロットをしっかり作り込み、パターンに当てはめよう
- Web小説の場合は書き出し部分にインパクトある事を書いてみよう
最初は、どの様に書き出しをすれば良いか、色々迷うと思いますが、今回説明した事を意識して頂ければ問題ありませんので、是非活用下さい!
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