小説に置いて説明と描写の違いとは?使い分ける方法を解説!

この記事には広告を含む場合があります。

小説に置いて説明と描写の違いは何だと思いますか?

小説は説明で書くのでは無く、描写で書けという言葉もあるくらいです。

しかし、実際に説明と描写の違いは、結構曖昧な部分があり、はっきりした区切りが分かりませんよね汗

そこで、今回は小説に置いての説明と描写の違いについて説明していきます。

最後には小説での説明と描写の比率についても話しますので、是非、今後の執筆活動の参考にして下さい!

目次

小説に置いて説明と描写の違いについて

説明と描写って意味合いが似ていて、実際にはどう違うか迷うと思います。

ですが、小説に置いての二つの違いは誰が語っているかの違いでは無いでしょうか?

誰が語っている?」と疑問に思う方もいると思います。

それでは、実際には誰が語っているのでしょうか?

それは

  • 説明について(神様が語っている)
  • 描写について(人が語っている)

になります。

いきなり、神様だったり人だったりと疑問に思う方もいるでしょうが、下記にて詳しく説明しますので、安心して下さい。

それではいってみようー!

説明について

上記では、小説に置いて、説明と描写の違いは誰が語っているかと言いました。

では、説明は誰が語っているのでしょうか?

それは、神様になります。

え?神様?」と思った方、ちょっと待ってください!

意味分からないかもしれませんが、もう少しお付き合い下さい。

小説に置いての説明が何故、神様が語っているかと言うと、まずは説明の意味を考えてみましょう。

説明とは、誰もがその説明を聞いて等しく同じ理解をする事です。

例えば、目隠ししている複数の人にリンゴについて説明するとしましょう。


その場合、僕が「今朝、リンゴを持ってきたので目の前には赤いリンゴがあります」と説明したら、誰もが同じ情報を得て、その情報に差異はありませんよね?

更に、リンゴを直接持ってきた本人の為、その情報に間違えも無く確定された情報になります。

そこに個人の感情などは含まれておりません。

この様に説明とは

誰もが等しく同じ理解をする
その情報に間違えは無い
個人の感情に左右された情報では無い

以上3つになる為、小説に置いて説明とは、その世界観を何でも知っている神様が語ります。

神様が語っているので、その説明は確定情報です。

では、実際に説明はどの様な時に使うかについてですが。

それは、物語の大枠を読者に伝えたい時に使用します。

例えば、読者に対して世界観を説明するとしましょう。

凝った設定を考えている小説などで、その世界観を前提に話を書いていく場合、読者の理解度がバラバラでは、折角凝った設定を作ったのに意味がありませんよね?

なので、世界観について読者に伝えたい場合は説明を使用します。

そこに、個人の感情での情報はありません。

では、次に描写について説明していきます。

描写について

説明では神様が語っていると言いましたが、描写では誰かが語っているのでしょう?

それは、人間になります。

こちらも、何故、小説に置いて、描写は人間が語っているかを説明するには描写の意味を考えてみましょう。

描写とは、物の形や状態、心に感じたことなどを言葉などで表現する事になります。

先程のリンゴの例をここでも使ってみましょう。

目隠しされた複数人の人にリンゴについて描写して下さいと言われた場合、描写とは、その人が感じた事などを言い表しますので、「赤いリンゴがあります」と目隠ししている人達に伝える人もいれば、「甘くて旨そうなリンゴがあります」と伝える人もいるでしょう。

もっと極端な事を言うと、描写とはあくまで、その人が感じた事になりますので伝える人が赤いリンゴを「黒いリンゴがあります」と言っても、その人には黒く見えているのであれば、目隠ししている人に黒いと伝えるでしょう。

この様に、描写とは

人が心に感じたことを表す事の為、伝える人次第で情報に差異がある
誤った情報の場合もある
個人の感情に左右された情報である

以上三つになります。

描写とは、人間が語っている為、その情報は不確定情報になりますね

では、実際に描写はどの様な時に使うかについてですが。

描写の使い方は、人の感情、行動、状況、環境、物の状態、などを読者に伝える際に使用します。

例えば、恋愛ジャンルの小説にて、人の感情を説明(確定情報)で読者に伝えても詰まらないですよね。

他も同じです、戦闘シーンなどで、敵の動き確定情報で説明してしまったら、そこから意外性が生まれないので面白く無いでしょう。

なので、上記でも説明した

人の感情
行動
状況
環境
物の状態

に関しては説明では無く描写で読者に伝えるのがオススメです!

それでは最後に、説明と描写の割合についてお話していきたいと思います。

描写を多く取り入れよう

冒頭でも言いましたが「小説は説明で書くのでは無く、描写で書け」とは、説明(確定情報)で全てを書いてしまうと、それは設定資料を読んでいるだけになってしまい意外性も何も無くて面白く無いですよね?

なので、割合的には7:3か6:4くらいが良いのでは無いでしょうか。

なるべく、不確定情報の描写を入れ居る事で読者に次の展開など予測させる事が大事ですね。

まとめ

今回は小説に置いての説明と描写の違いと使い方についてまとめてみました。

  • 説明は神様視点であり確定情報
  • 描写は人間視点であり不確定情報
  • 描写を多めに書こう

小説を書く際は以上の事を意識すると、より読者にとって読み易い小説になりますので、是非お試しください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

みなさんこんにちは。
こーぷと申します。

このブログでは、声優についての情報とWeb小説初心者の方がどうすれば書けるかについて説明などしています。

僕自身まだまだWeb小説を書き始めて歴が浅いですが、だからこそ、初めての方目線で記事を書けたらと思います。

コメント

コメントする

目次