皆さんは、小説を書く際にテーマとコンセプトを決めていますか?
「テーマとコンセプトって何が違うの?」と初心者の方なら疑問に思ったりますよね。
そこで今回は、テーマとコンセプトの違いや、決める事でのメリットなどを説明していきたいと思います!
小説を書く際に、テーマとコンセプトを特に決めたりしていない人などは是非最後まで読んで参考にして下さい。
小説のテーマとコンセプトの違い
小説を書くに置いて、【テーマ】と【コンセプト】を決める事は、とても重要です。
そもそも、テーマとコンセプトの違いとは何でしょうか?
僕は、最初小説など書き始めの時にこの二つの違いと書く意味など全然分かりませんでした。
始めて小説を書く人も、きっと分からない人が多いのでは無いでしょうか?
まずは、簡単にテーマとコンセプトの違いについて説明しましょう。
テーマは、物語の軸を決める事です。
そしてコンセプトは、決めたテーマを使用して物語の基盤を作る事になります。
これだけでは、まだ良く分からないと思いますので、それぞれを詳しく説明し、決める事のメリットについても説明していきますね。
小説を書く際にテーマを決めるべき理由
「テーマとは何か?」と疑問に思う方もいるでしょう。
上記でも説明しましたが、テーマとは物語の軸になる部分です。
小説を書く際に、このテーマ(物語の軸)を決める事で話の道筋をズレる事無く最後まで書けるでしょう。
ですが、物語の軸と言われてもピンと来ませんよね?
例えば、あの大人気漫画【ナルト】のテーマをなんだと思いますか?
こちらは、恐らく分かりやすいと思いますが【忍者】がテーマになります。
もう一つ例を出しましょう。
大人気漫画【ワンピース】はどうでしょうか?
こちらも分かりやすいと思いますが【海賊】がテーマになりますよね?
この様にテーマを決める事で物語の軸がブレずに書けますし、そういう所が人気になるキッカケの一つなのでは無いのでしょうか。
では、実際にテーマを決める事によるメリットとは何でしょうか?
それは下記2点です。
- 物語の軸がズレずに話を書ける
- 読者に伝えたい事を明確に出来る
それではそれぞれ説明して行きたいと思います。
物語の軸がズレずに話を書ける
こちらは、上記でも説明しましたがテーマをしっかり決める事で物語の軸がズレずにかける事でしょう。
テーマがしっかりと決まっていないと、余計な事を書いたりして読者からしたら、「これはどういう小説なんだろうか?」と思われてしまいます。
そうならない様にテーマをしっかり決める事が大事になりますね。
読者に伝えたい事を明確に出来る
二つ目のメリットとしては、テーマを決める事で読者にしっかりと自分の思い描いた事を伝える事が出来る事です。
これは、とても大切な事です。
例えば、初心者の方が小説を書くとしましょう。
ここで、テーマを決めないで書くのとテーマを決めて書くとでは全く違ってきます。
テーマを決めないで小説を書いた場合、最初は良いかもしれません。
ですが、書き進めていく内に「あれ? 俺結局この小説で何を伝えたいんだっけ?」とか「この小説ってどこにむかっているんだろう?」と悩みが生まれます。
こういう事が原因で結局何書けば良いか分からなくなり小説を途中で辞めてしまう原因にもなります。
ですが、ここでテーマを決めていればどうでしょう。
テーマを決めれば、上記でも説明した通り自分のテーマを伝える様に小説の道筋を作っていけば良いだけです。
書いている途中で、何を伝えたいかで迷いませんし、どこに向かっているか迷う事もありません。
以上がテーマをしっかり決める事のメリットになります。
ここで、テーマをしっかり決める重要性が分かったと思いますので次にコンセプトについて説明していきましょう。
小説を書く際にコンセプトを決めるべき理由
上記ではテーマについて説明しました。
それでは次にコンセプトとは何かについて説明します。
コンセプトとは、テーマを生かした物語の基盤を作りになりますね。
こちらも【ナルト】で例えてみます。
まず、ナルトのテーマが【忍者】になりますよね?
では上記で説明した通り、コンセプトは、テーマ(忍者)を生かした物語の基盤作りになります。
- 主人公の中に強大な力が封印されていて、それが原因で忍術が上手く扱えないとしたら
- そんな落ちこぼれ忍者の主人公の将来の夢が忍者の最高職の火影だとしたら
などと、テーマ(忍者)を生かした物語の基盤を作るのがコンセプトになります。
このコンセプト次第で、同じテーマだとしても全然違う物語になって来るでしょう。
では、そんなコンセプトを決める事でどの様なメリットがあるかというと
- テーマが同じでも差別化出来る
になります。
それでは詳しく説明していきたいと思います!
テーマが同じでも差別化出来る
コンセプトの一番のメリットはテーマが同じでも他作品と差別化出来る事ですね!
これはどういう事かというと、例えばここ最近【異世界ファンタジー】をテーマにした作品が多いですよね?
テーマを【異世界ファンタジー】にしたとして、コンセプトを作らなかった場合は、似た様な内容になってしまう場合があります。
例え書き手が「他とは違う!」と思っていても、コンセプトを書かなかった事により段々と、どこか他の異世界ファンタジーに似た様な感じになったり、読者からしたら同じだと思われてしまいます。
ですが、ここでコンセプトをしっかり決める事で、同じテーマであったとしてもコンセプトで差別化出来ているので、他の作品とは毛色が違う作風となり、読者の目にも留まるでしょう。
以上の事から、テーマとコンセプトはしっかりと決める事が重要だと分かって頂けたでしょうか?
コンセプトはテーマを決める事で作る事が出来ます。
なので、最後にテーマの決め方について説明していきたいと思います!
小説のテーマの決め方
上記でテーマとコンセプトの違いと重要性について説明しました。
最後にテーマの決め方について説明しましょう。
一番良い方法は自身の書きたい事をテーマにする事です。
例えば、「恋愛系を書きたいな・・・」と考えたならテーマを恋愛にすれば良いんです!
ですが、恋愛だけでは幅広くなりすぎている感じもするので、更に絞ってみたりするのもオススメですね。
例えば
- 学生の恋愛
- 国内と海外の恋愛
など、恋愛を書きたい場合でも少し狭めたテーマにすれば、テーマの時点で他作品と差別化出来ます。
その後は、決めたテーマを軸にコンセプトを決めていけば良いわけです。
また、書きたいテーマが思いつかない場合は今まで自身が経験した事をテーマにしてみてはいかがでしょうか?
例えば、趣味や学生時代の部活など自身が実際に経験した事をテーマにすればコンセプト決めの際に、自身の良く知っている事なので、他作品と差別化しやすいですしね!
まとめ
今回は初心者の為に小説のテーマとコンセプトの違いと、決める事によってのメリットについてまとめてみました。
始めの頃は少し手間だと思うかもしれませんが、慣れてしまえば、執筆活動をとても助けてくれますので、是非下記を参考にしてみて下さい。
- テーマを決める事で物語の軸を決める
- コンセプトでは、物語の基礎を決めていく
- テーマとコンセプトをシッカリ決める事により他作品と差別化出来る
- テーマは自身の書きたい事にしよう
- テーマに迷ったら自分が経験した事にしてみよう
初心者の方だけでは無く、今までテーマとコンセプトを決めて来なかった方が居ましたら、是非この機会に一度決めてみてはいかがでしょうか?
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